2012年10月15日
クロモジ
森歩き講座のスタイルは、講師の先生を先頭に参加者が列をなしてコースを歩き山頂を目指すのですが、その道すがら参加者に教えたい植物や木があると、先生が足を止めてゆっくり解説を始めてくださいます。
僕らは足を速めて先生の周りをぐるりと囲むようにして集まり、ふむふむとうなづきながらメモをとったり写真を撮ったりするのです。
僕らは足を速めて先生の周りをぐるりと囲むようにして集まり、ふむふむとうなづきながらメモをとったり写真を撮ったりするのです。

これはクロモジ。
お茶席の菓子に添えられる楊枝に加工されるだけでなく、茶室の周りに置かれる垣根としても用いられます。
お茶席の菓子に添えられる楊枝に加工されるだけでなく、茶室の周りに置かれる垣根としても用いられます。
緑色をした枝に墨をつけた筆をすっと走らせたような模様があることから、クロモジ (黒文字) という名がついたそうです。
「枝ぶりもとても格好良いでしょう?」と先生に言われて、納得。
しばらくうっとりと眺めてしまいました。
美しいカーヴを描いているのがおわかりいただけると思います。
To be continued.
しばらくうっとりと眺めてしまいました。
美しいカーヴを描いているのがおわかりいただけると思います。
To be continued.
2012年10月15日
アケボノソウ
大した特徴の無いただの小さな白い花?
そうではありませんでした。
「どうぞ、近づいて見てください。美しいでしょう。わたしは、この花の色形は秋の山野草の中でも十本の指に入ると思っています。」
森歩きの講師の先生に促されて、花の前にしゃがんで顔を近くに持っていき目をこらした僕ら。
「あっ!」
思わず僕は声をあげました。

なんと美しい花なのでしょうか。
この花は人の手によって作られたものではないのです。
山の中に自然と存在する花なのです。
今の仕事上、少しは草花について知っていないと話にならないのに
「山野草なんて今から覚えられるだろうか?」
とか
「地味な色形の草花に興味が持てるだろうか?」
などと思っていたのですが、この花を見て一気に不安が消し飛びました。
To be continued.
この花は人の手によって作られたものではないのです。
山の中に自然と存在する花なのです。
今の仕事上、少しは草花について知っていないと話にならないのに
「山野草なんて今から覚えられるだろうか?」
とか
「地味な色形の草花に興味が持てるだろうか?」
などと思っていたのですが、この花を見て一気に不安が消し飛びました。
To be continued.
2012年10月15日
葛、棈、漆
葛、棈、漆
・・・何と読むでしょう?
二番目の字は、ちょっと難しいかもしれませんね。
正解は
くず、あべまき、うるし、です。
あべまきという漢字が表示されない方はこちら↓をご覧ください。こんな字です。

前回の記事からのつづきです。
森歩きの講座に参加した僕。
今回が三回目。
最終回でした。
登ったのは黍生(きびゅう)山。
短い時間で登れる374メートル程度の標高なのですが、山頂からの眺めがとても良い山なのです。
(岩の上にたたずんでいるのは、森歩きの講師の先生。)
葛の葉は、子供の頃、夏に川で泳ぐときに水中めがねの曇り止めによく使いました。
あべまきの木。
今回他の木との見分け方を覚えました。
触ってはいけません。
そう、これは漆です。
今年は10月になっても気温が高いままでしたが、それでも少しずつ、森は秋の気配を醸し出していました。
To be continued.