2012年07月31日
カントゥッチ

随分昔の話。
ローマ、フィレンツェ、ヴェネツィア、ミラノ。
(ここからは息継ぎなしで読んでください。)
イタリアの四都市を旅したときにアテンドしてくださったガイドさんがとても素敵な方で、美しい姿形に声、そして立ち振る舞いのすべてがクールでスマートでパーフェクト、まるで銀河鉄道999に登場するメーテルのような聡明で素晴らしい方だったのですが、イタリア旅行らしく道中数多の (何だか理不尽で納得のいかない) トラブルに矢継ぎ早に見舞われても、ぎゅーぎゅーと知恵を絞って、なりふり構わず額に汗をかいて懸命に何とかして下さったのが特に印象的で (そのフォローはいずれも完璧でとても納得のいくもので) 「こんな人が世の中に、それも日本人の中にいるんだ!」 と驚愕するとともに、もしもそのイタリア旅行が僕の最初の結婚の新婚旅行でなかったら、間違いなく 「恋人になってほしい」 または 「結婚してほしい」 と現地の花屋で手に入れた花束を差し出してアタックしていたはずなのですが、えーと、話がそれました、とにかくそういうガイドさんにそれもイタリアという魅力に溢れた国で出会えたことは今でもとても良い思い出として心に残っていて、そのガイドさんが 「これ、お土産に良いと思いますよ。二度焼きしてあるから水分がしっかり飛ばされていてカリカリとした歯ごたえを楽しめます。ワインやエスプレッソにつけていただいたりもしますよ。」 と教えてくれたのがこのカントゥッチで、輸入食材のお店などでカントゥッチを見かけると、あのガイドさんのことを今でも思い出すのでした。
2012年07月30日
おいでんシートにて

(奥に見える花火は、フィナーレのナイアガラ。煙の向こうにはスタジアム、向かって左側には豊田大橋。下の方に写っているのはおいでんシートに座る人々。)
昨年は久澄橋のたもとで折りたたみ椅子に座って見たのですが、今年は奥さんの知り合いから「行くつもりだったけど行けなくなったので、良かったらどうぞ。」と、おいでんシートのチケットを頂戴したので、豊田大橋を目指しました。
とはいえ、おいでん花火が開催されたこの日はたまたま僕も奥さんも仕事。時間に余裕を持って会場に赴くことはできませんでした。
急いで帰宅してさっさと支度をし、慌てて自宅を後にして早足でてくてく歩いて市駅付近に辿り着いたのは19時半頃。
夏の夜空には既に花火がドンドーンと上がっていました。
焦る僕ら。






番号で振り分けられあらかじめ座る位置が決まっているおいでんシートは、どれだけ遅く到着しようと他の誰かに座られてしまうことはありません。
場所取りに苦労しなくて良いのです。
しかし今回の僕らのように到着が遅すぎると疲労困憊の花火見物になりますので、来年おいでんシートを利用しようと考えていらっしゃる方は、ぜひご注意を。




とはいえ、おいでん花火が開催されたこの日はたまたま僕も奥さんも仕事。時間に余裕を持って会場に赴くことはできませんでした。
急いで帰宅してさっさと支度をし、慌てて自宅を後にして早足でてくてく歩いて市駅付近に辿り着いたのは19時半頃。
夏の夜空には既に花火がドンドーンと上がっていました。
焦る僕ら。
なにせ、おいでんシート会場がオープンしたのは16時、そして花火の開幕は19時10分だったのですから、僕らは随分出遅れていたわけなのです。
19時半に市駅前まで辿りついた僕らがその後も歩みを進めて、豊田大橋に設けられたおいでんシートの入場ゲートをくぐることができたのは、何と20時頃。
前に進みたくても人、人、人、人・・・。
少しでも空いていそうな道を選んで、ときには路地に入ったり、ときには少し迂回したりして懸命に歩いてきたのですが、豊田大橋のたもとにあるというゲートに近づくには勇気を持って黒山の人だかりの中に突入せねばなりません。
時間をかけてじりじりと前に進んでも、花火がドーンと上がるたびにその場から動けなくなります。
立ち止まって空を見上げる人と歩こうとする人が同じ場所で混在していて、もう何ともなりません。
しばらくしてやっと50センチ、さらに50センチ・・・人をかきわける、という表現がぴったりでした。
結局、いつもなら市駅から10分で行ける距離に30分もの時間を要したのです。
もちろん誰が悪いわけでもなくて、とにかく仕方のないことだったのですが、あまりの混雑ぶりに一度はもう途中で引き返そうかと思ったぐらい。
それでも、せっかく譲っていただいたチケットだから、と思いなおし、何とか堤防まで辿りつきました。
席が決まっていなければ「まあここらから見ればいいか」と妥協もできるのですが、おいでんシートが「おいでーん、おいでーん」と呼んでいるわけですから、行かないわけにはいきません。
「待ってろ、僕らのおいでんシート。もうすぐ着くぜ。」
しかし、一安心したのもつかの間。
またまた人の波をかき分けて、よっこらしょ、よっこらしょと堤防を登ってようやくおいでんシートの入場ゲートが目と鼻の先に見えたのですが、ゲートまでのほんの数メートルがさらにすごい人だかりで、警備員さんが「歩いてください、立ち止まらないでくださーい!」と絶叫しても、通路はぎゅうぎゅうの鮨詰め状態で、皆、動けない状態でした。
すぐそこなのに、辿りつけない・・・。
しばしそんな状態が続きました。
とにかく盛況。とにかく人が、多すぎるのです。
前に進みたくても人、人、人、人・・・。
少しでも空いていそうな道を選んで、ときには路地に入ったり、ときには少し迂回したりして懸命に歩いてきたのですが、豊田大橋のたもとにあるというゲートに近づくには勇気を持って黒山の人だかりの中に突入せねばなりません。
時間をかけてじりじりと前に進んでも、花火がドーンと上がるたびにその場から動けなくなります。
立ち止まって空を見上げる人と歩こうとする人が同じ場所で混在していて、もう何ともなりません。
しばらくしてやっと50センチ、さらに50センチ・・・人をかきわける、という表現がぴったりでした。
結局、いつもなら市駅から10分で行ける距離に30分もの時間を要したのです。
もちろん誰が悪いわけでもなくて、とにかく仕方のないことだったのですが、あまりの混雑ぶりに一度はもう途中で引き返そうかと思ったぐらい。
それでも、せっかく譲っていただいたチケットだから、と思いなおし、何とか堤防まで辿りつきました。
席が決まっていなければ「まあここらから見ればいいか」と妥協もできるのですが、おいでんシートが「おいでーん、おいでーん」と呼んでいるわけですから、行かないわけにはいきません。
「待ってろ、僕らのおいでんシート。もうすぐ着くぜ。」
しかし、一安心したのもつかの間。
またまた人の波をかき分けて、よっこらしょ、よっこらしょと堤防を登ってようやくおいでんシートの入場ゲートが目と鼻の先に見えたのですが、ゲートまでのほんの数メートルがさらにすごい人だかりで、警備員さんが「歩いてください、立ち止まらないでくださーい!」と絶叫しても、通路はぎゅうぎゅうの鮨詰め状態で、皆、動けない状態でした。
すぐそこなのに、辿りつけない・・・。
しばしそんな状態が続きました。
とにかく盛況。とにかく人が、多すぎるのです。
番号で振り分けられあらかじめ座る位置が決まっているおいでんシートは、どれだけ遅く到着しようと他の誰かに座られてしまうことはありません。
場所取りに苦労しなくて良いのです。
しかし今回の僕らのように到着が遅すぎると疲労困憊の花火見物になりますので、来年おいでんシートを利用しようと考えていらっしゃる方は、ぜひご注意を。




でもまあ、シートに辿りついて、よっこらしょ、と腰を下ろしてからは、花火をゆっくりと堪能することができました。クーラーボックスに入れた冷たいビールと枝豆、ケンタッキーフライドチキンがこの夜のご馳走。
夏の良い思い出ができました。
運営スタッフのみなさま、どうもありがとうございます。大変、お疲れさまでした。









夏の良い思い出ができました。
運営スタッフのみなさま、どうもありがとうございます。大変、お疲れさまでした。
ちなみに上の写真は、花火が終わってシートを後にするときに撮影したもの。白く浮かび上がっているのが豊田大橋(橋を右に進むとスタジアム方面)。写真の中央あたりにある階段を登った先に横たわっている白い壁がおいでんシートの退場ゲート。
入場ゲートは少し離れたところに別に設置してあり、ゲートをくぐってしまえば橋に平行して設置された専用通路を通って自分のシートまで苦も無く歩けますが、ゲートそのものに近づくときは特にチケットを持っている人のための通路が堤防周辺に確保されているわけではないので、ご注意を。
特にゲート付近に行くには、左右に歩く人たちをかきわけてメリメリ、グリグリと正面突破しなければならないのです。(例えれば、マイナス記号に縦に一本棒を引いて、プラス記号を書く感じ・・・突っ切るシーンを上から見たら、たぶんそんな感じです。)
ただし、早い時間に行けば、もしかしたらロープでも張られてゲートまでの道のりがキープされていたのかもしれませんが、定かではありません。(早い時間に行かれた方に確認してみてくださいね。)
とにかく、花火が始まってしまってからゲートまで移動する大変さについては、前述したとおりです。
入場ゲートは少し離れたところに別に設置してあり、ゲートをくぐってしまえば橋に平行して設置された専用通路を通って自分のシートまで苦も無く歩けますが、ゲートそのものに近づくときは特にチケットを持っている人のための通路が堤防周辺に確保されているわけではないので、ご注意を。
特にゲート付近に行くには、左右に歩く人たちをかきわけてメリメリ、グリグリと正面突破しなければならないのです。(例えれば、マイナス記号に縦に一本棒を引いて、プラス記号を書く感じ・・・突っ切るシーンを上から見たら、たぶんそんな感じです。)
ただし、早い時間に行けば、もしかしたらロープでも張られてゲートまでの道のりがキープされていたのかもしれませんが、定かではありません。(早い時間に行かれた方に確認してみてくださいね。)
とにかく、花火が始まってしまってからゲートまで移動する大変さについては、前述したとおりです。
2012年07月30日
2012年07月29日
レバノンサラダ

ジャガイモ、オリーブオイル、バジル(またはミント)、塩、胡椒、レモンの絞り汁。
そして (この写真ではまだかかっていませんが) 刻んだ葱。
レバノンの食卓で食べられている定番のサラダは、こんな感じなのだそうです。
今回は余り物のブロッコリーの茎も混ぜてみましたが、なかなか良い感じに仕上がりました。
そして (この写真ではまだかかっていませんが) 刻んだ葱。
レバノンの食卓で食べられている定番のサラダは、こんな感じなのだそうです。
今回は余り物のブロッコリーの茎も混ぜてみましたが、なかなか良い感じに仕上がりました。
2012年07月29日
2012年07月28日
去年、久澄橋からはこんな眺めでした。
2012年07月28日
よっ、三代目!

幼い頃の夏の思い出と言えば、これ。
ようやく夜が明けたかという時間に、ドンドンドン、と我が家の玄関の扉を叩く音が。
誰よりも早く起き、身支度を整えて待ち構えていた祖母が、訪ねてきたお客の応対をします。
僕は、鮎の季節はそのやりとりの声で毎朝目を覚ますのでした。
むくっと起き上がって目をこすり、大きなあくびをしながら祖母の隣へ。
横にちょこんと正座して、祖母のする所作の真似をしたものです。
僕の実家ではその昔、漁業組合から委託され鮎の日釣り券と親鮎を売っていたのでした。
鮎釣りが解禁になって数日は、上に書いたように早朝から大勢の釣り客がわが家を訪ねてくださいました。
あの当時から、名古屋などの遠方から(僕の実家は稲武の近くです)車を飛ばして来る方は珍しくありませんでした。
「おぉ、お孫さんかね。おはよう。偉いね、お手伝いかい?おじいさんもお父さんも鮎釣りが上手だから、もう少し大きくなったら、竿とたもを持って下の川にすっ飛んでくことになりそうだね。楽しみ、楽しみ。」
「鮎釣り名人の三代目かね。まだ小学校に入る前?そうか、今からおじいさんやお父さんに教えてもらえば上手になるよ。」
常連のお客様からそんな風によく声をかけられたものでしたが・・・
残念ながら三代目は駄目でした。僕は鮎釣りをしないのです。
鮎釣りのセンスがまったく無いと気づいたのは小学校の低学年のとき。
(親鮎が可哀想、と思ってしまった時点で、僕にはもう無理でした。)
我が家の"鮎釣り名人"の"血"は残念ながら僕の代で途絶えてしまったのです。
2012年07月28日
2012年07月26日
"江戸しぐさ"


僕はと言えば、二度目の東京暮らしを始めて三年か四年が経過していて、はじめの東京暮らしのときには若過ぎてさして興味が持てなかった江戸文化に関心を寄せつつあった頃。
江戸しぐさについてもやたらと興味が湧いて、すぐに越川禮子さんが書かれたこれらの本を買い求めたのですが、今でもたまに引っ張り出して読み返しています。
いつか越川さんの講演を聴いてみたいです。
江戸しぐさについてもやたらと興味が湧いて、すぐに越川禮子さんが書かれたこれらの本を買い求めたのですが、今でもたまに引っ張り出して読み返しています。
いつか越川さんの講演を聴いてみたいです。
タグ :身につけよう!江戸しぐさ
2012年07月26日
2012年07月25日
『パリのオフィススタイル』
オリンピックが始まるロンドンではなく、パリ、なのです。
お洒落なオフィスの写真をぼーっと眺めて楽しむ本。
お洒落なオフィスの写真をぼーっと眺めて楽しむ本。

オフィスと言えば・・・
僕の個人事務所は今のところ普段住んでいる自宅マンションなのですが、いずれは実家の敷地内に設立したいと思っています。
設立、と言っても僕の事務所はいわゆる"会社"ではないので「ここが事務所だ!」と宣言すればそれで済んでしまうし、机と椅子とラップトップと、あとはせいぜいプリンターとスキャナーがあれば (Fax はインターネットを用いたペーパレスFax を愛用中) 大抵のことはできてしまうのですけどね。
でもまあ、こんなオフィスにしたいな、あんなオフィスにしたいな、と、あれこれ考えるだけでも楽しいじゃありませんか。
何事も格好から入る、のは、意外と悪くないのですよ。
(なーんて。)
僕の個人事務所は今のところ普段住んでいる自宅マンションなのですが、いずれは実家の敷地内に設立したいと思っています。
設立、と言っても僕の事務所はいわゆる"会社"ではないので「ここが事務所だ!」と宣言すればそれで済んでしまうし、机と椅子とラップトップと、あとはせいぜいプリンターとスキャナーがあれば (Fax はインターネットを用いたペーパレスFax を愛用中) 大抵のことはできてしまうのですけどね。
でもまあ、こんなオフィスにしたいな、あんなオフィスにしたいな、と、あれこれ考えるだけでも楽しいじゃありませんか。
何事も格好から入る、のは、意外と悪くないのですよ。
(なーんて。)
2012年07月25日
2012年07月24日
すれちがう
すれちがうらしいのです。
「朝、たまに見かけるよ。」
とか
「帰りにすれちがうときがあるよ。」
と何人かの友人や知り合いの方たちから言われるのですが、僕の方は気づかないことがほとんど。
どうやらこの車、発見しやすいようです。
最近はこの界隈でもだいぶ数が増えてきましたが、ミニなどと比べたらまだまだ。
その分、僕だと特定されやすいようなのです。
(この車に乗っているときに悪いことなど一切できません!)
そんな折、先般ついに5速マニュアルトランスミッションを搭載した TWINAIR が発売されました。
これでお仲間がぐっと増えることでしょう。
ところでわがまちに Fiat 500 ファンの集いはあるのでしょうか。あるのであればぜひ、足を運びたいです。
(ちょっと調べてみることにします。)
タグ :Fiat 500 TWINAIR
2012年07月24日
2012年07月23日
瀬戸


よその県から転勤などで引っ越していらっしゃった方々と一緒にどこかに遊びに行くとしたら。
手ぶらで気軽に電車に乗って出かけて、散策などして帰るとしたら。
あなたならどこへ連れていきますか?
手ぶらで気軽に電車に乗って出かけて、散策などして帰るとしたら。
あなたならどこへ連れていきますか?

僕の場合、前回の記事に書いた覚王山とともに、瀬戸も最有力候補のひとつです。
必ず歩きたいのはこちらの商店街。時間がゆっくり流れる、という表現がぴったり。とてもリラックスできます。
必ず歩きたいのはこちらの商店街。時間がゆっくり流れる、という表現がぴったり。とてもリラックスできます。


(ちなみに、器さがしをしているの白いシャツに黒い帽子の人物は、うちの奥さん。)
2012年07月23日
2012年07月22日
セラミックパークMINO
建物が美しいので、ブラブラ散策するだけでも楽しいのです。




多治見方面に行かれるときはぜひお立ち寄りください。




近くにある展望台からの眺めもなかなかです。
この日は天気が良く、爽快な気分を味わえましたよ。
タグ :セラミックパークMINO磯崎 新
2012年07月22日
2012年07月21日
ラジオが聴きたい
美しいフォルムのTivoli のオーディオ製品をため息をつきながら眺めていたら、店員さんが「よろしければどうぞ。」とカタログを手渡してくれたので、遠慮なくいただきました。

シンプルで美しい形のラジオはとても魅力的に見えて、こんなので趣味の良い音楽を聴きたいなと思いましたが・・・よく考えたらチューニングすべきFMラジオ局が思い当たらないのです。

家でくつろぎながらずっと聴いていたいと思えるFMラジオ局・・・あの RADIO-i 無き今となっては、僕の中では皆無に等しいのでした。
しかしもしもこのセットでインターネットラジオが聴けたなら、即、買います。
インターネットラジオ局なら好みの局が多々あるので。
しかしもしもこのセットでインターネットラジオが聴けたなら、即、買います。
インターネットラジオ局なら好みの局が多々あるので。