2013年02月08日

フィンランドを世界一に導いた100の社会改革




一院制の議会
未来委員会
汚職の排除・世界で最も汚職の少ない国
学生専用住宅
NPOの国
スロットマシーン協会・公営ギャンブルによる福祉助成
学生組合の経済的自治
可能性の市場・開発協力活動のイベント
食器乾燥棚・29,900時間の節約
母になる人への贈り物パック
無料の学校給食
   
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中身を読む前に目次をぱっと見て、詳しく知りたい、と思ったものをいくつか拾ってみました。










この本

フィンランド語でA4サイズ1~2枚の論文を、100集めたもの。
大勢の人が書いたものを一度に読めるところが素晴らしいのです。






















  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 17:00Finland

2013年01月22日

フィンランドの教師について




指導と称して生徒を殴っている教師を見つけたら、僕は止めに入って生徒を守るとともに、警察に通報しようとします。
刑法204条の傷害罪、または208条の暴行罪にあたるからです。

そんな大げさな、と思ったあなた。
あなたがいざというときに教師の暴力から子供を守れない人であることは、明白です。

大人同士の諍い、子供同士の喧嘩ではないのです。
大人が子供を、それも教育者が生徒を、言うことをきかすためだけに、人として最低の行為、行動である暴力によって制圧しようとしたわけなのですから。

ただし、通報した経験など僕にはありません。
幸い、そんな事態に遭遇したことはありません。
これからも無いと良いなと思います。
しかし、もしも遭遇したら、躊躇なく通報しても良いのだ、と思っています。

学校の外でやってはいけないことは、学校の中でもやってはいけない。

そんなごく当たり前のことを、当たり前でないとしてしまっている教師が日本には当たり前のようにいるようです。
そしてそういう人の存在を許してしまっている人が周りに大勢いるようです。



場所や立場などは関係なく、とにかく人を殴れば罪となり、罰を受けるべきなのです。
そう思いませんか?

教育や指導に暴力は不要です。
それは間違いないことなのです。










年代的には、僕も暴力を振るわれた経験がまったくないわけではありません。
むしろ小学校の四年生のときには最低の教師に遭遇してしまい、僕らは毎日毎日、その教師のストレス発散のために頭を思いっきり殴られていました。
肉体に対する暴力だけではありません。
僕が水彩絵の具で描いた絵が気に入らなかったその教師は、水道の蛇口を思いっきりひねって絵を洗い流しました。
あの人は僕らに何を教えたかったのでしょうか?

小学校五年生のときはある教師が親に配布する新聞のような印刷物に、僕がある女の子をいじめた、と書きました。突然のことに僕は驚きましたが、いじめていたわけではなく遊んでいただけなので、僕もその女の子も、そしてそれを読んだそれぞれの親も一時的な動揺のみで何ら臆することはありませんでした。
大人でも間違えることがある、勘違いがあっても仕方がない、ということは小学生でもわかりますが、話をせずにわざわざ印刷物で回してこらしめようとするそのやり方はとても不可思議なものでした。

それらのことから何かを学べたとするならば、そういうことを他人にしてはいけない、ということだけでした。
なぜあの人は教師というだけで学校の中で好き勝手ができたのだろう?
そう思うばかりでした。

ただしその後はそういう悲惨な目にあうことは一切ありませんでした。
もう少し大きくなってからスポーツの指導をなされる際に、指導者から気合いを入れろとたまに軽く頬を叩かれたことはありますが、今関西で問題になっているあの学校の教師がしていたような酷いものではありませんでした。



さて、ここからが本題。
上の写真は数年前にフィンランドに旅行したときに撮ったもの。
訪れたのは10月の中旬頃だったのですが、すでにかなり寒かったのを覚えています。
港の近くでは噴水の水が凍っていて、それに気づいた地元の女の子が中の氷を拾って仲間に手渡していましたのでそこをパチリ。

フィンランドと聞いて思い浮かべることはいくつかあると思いますが、近年はフィンランドの子供たちへの教育が極めてハイレヴェルであることが世界中に知られるようになりました。
そのことを紹介した日本語で書かれた書籍も、ここ数年の間に随分たくさん発行されて一般の人でも入手もしやすくなったので、教育関係者では無いけれど仕事柄こどもたちと接しない日はほとんど無い僕は勉強のためにちょくちょく手にとって読んでいます。
インターネットで検索してみても、様々な人々がフィンランドの教育制度について多くの文章を書かれています。
それらも時間を見つけて読むようにしているのですが、特に関西にある某大学はフィンランドの大学と共同研究をしたり学生を交換したりと提携に力を入れていらっしゃるようで、その大学の先生方が書かれた文章の中にとても興味深いものがいくつかあることに気づきました。
たとえば、こちら
この文章の中の師に関する記述を以下に抜粋してみますのでぜ興味のある方はぜひ読んでみてください。
(暴力なんか使わなくても、尊敬されるという、とても当たり前のことがよくわかります。)



『フィンランドの教師は質が高いことが評価されており、世界一の教育の秘訣というと、まずこの点が挙げられる。それは教育学修士号取得が義務付けられていることによる。修士号の取得は補習を担当する特別教育担当教師にも義務付けられている。しかし、フィンランドでは「大卒」=「修士号取得者」というのが一般的な認識であるが、日本との比較は単純にできない。

まず教師になるには、普通は教育系の大学に進学しなければならない。だが、フィンランドの教師は、社会的にも尊敬される社会的地位も高い職業とあって競争率が高い。1位2位を争う人気の職種で、普通科高校生の26%もの生徒が志望しているが、教育系の大学に進学できるのは、大学入学資格試験と大学が個別に行う書類選考、筆記試験(4時間)、個人面接、グループワークと一ヶ月にも及ぶ選考を通過した1割程度の志願者のみである。さらに、採用される者はそれ以上に絞られることになる。このためフィンランドでは、他の職と比べても、高い能力と意欲をもつ教師を確保することができている。教育大学では教職課程として、専攻外にも160単位の習得が必要でほぼ5年かそれ以上かけて取得する。教育実習は、講義と並行しながら行なう。4ヶ月から半年間の実習を行い、15単位を取得する。教師になるには長い在学期間をかけて習得する高い教育が要求される割に給料は安い。

現職になると、フィンランドの教師は一つの学校にとどまり、その地域の生徒たちの教育に責任を持つ。勤務時間は午後4時までの勤務である。午後4時になると学校には誰もいなくなるそうだ。クラブ活動の指導も専門家が行うため、帰宅時間も早く、家族と過ごす時間が長い。6月から8月中旬まであるという夏季休業中は、多くの教師が国外へ旅行し、セミナーに参加したり、家や部屋を借りて外国暮らしを体験したりする。中には、アルバイトをする教師もおり、教師の余暇期間や自己研修の自由度の高さによる精神的余裕が教育効果を上げているといえるかもしれない。それが人気の職業の理由の一つでもある。さらに、注目すべきことは「勤務時間に占める実際の授業時間の割合」である。日本の教師は授業をするほかに部活動の指導や進路指導など仕事が多いためか約25%しかない。フィンランドの方は勤務時間の60%が授業である。職員室とは教師たちが休憩し、情報交換をする場所と位置づけられている。教師が使用する教材などは教室内に置かれていることが多い。

しかし、フィンランドでは教師という職業は高い専門性を要求される。グループ学習を取り入れた授業では学習要領の範囲での知識では子供たちに対応できないので、より広い知識と常に勉強をし続ける意欲も必要であるし、勉強に集中できない生徒やついていけない生徒への個人的な指導も行なわなければならないので、教師は専門職性が必要である。

授業では生徒は自由な行為が許されてはいるが、生徒が他人の邪魔になるような行為をしたときだけ教師はまれに注意する程度で、行儀を悪くして勉強が遅れても「本人の責任」だという。しかし、教師は何もしなくてよいということではなく、「自らのやる気と動機が重要」だと考えているので、教師は生徒の勉強の様子を把握しながら適切なときに適切な支援を与え動機を形成させていくのである。フィンランドではテストで他人と競争させたり、順位を付けたりすることで動機を形成することはできないので、教師たちは生徒の様子を見ながら、個人別指導を取り入れた学習を与えなければならない。また、集中力のない生徒には、しっかりした生徒と同じグループで勉強をさせる、どうしても動き回ってしまうという子には、動きたくなったら叫ばない、動き回らない代わりに編み物など自分が集中してできる事をやるという約束をするなど教師は努めなければならない。日本と比べると、教師という職業が専門的な幅広い能力を要求されていることが分かる。

教師は社会から尊敬されている職業であるが、よい評価ばかりではない。PISAによって、生徒を中心にした授業が評価を得たが、一部では、「教師に活動的な行動は見られない」、「教育方法が保守的」などと囁かれている。とはいえ、フィンランドでは教師に対する子供の親や校長らからの信頼度や期待などが他国と比べても非常に高い。また、教師が生徒に寄せる期待度も高く、これもフィンランドの教育をトップレベルに導いた要因の一つだと考えられている。』


























  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 09:36Finland

2012年03月03日

フィンランドまつり



というのを、いつかやってみたい、と思うのです。
(思わせぶりなタイトルですみません。ひなまつり・・・から連想した次第。)


Nordic Walking Movement が中心となって、開催するおまつり。
いつかそんなものを開催できたら、と思うのです。

Nordic Walking を楽しんでいる人々はもちろんのこと、カフェなどの飲食店をされている方たちや北欧雑貨のお店の方たちにも出店参加いただき、Nordic Walking 発祥の地であるフィンランドに思いを馳せながらにこやかに一日を過ごすのです。
ノルディックウォーキンググッズの特売コーナーも設けたいところ。メーカーさんや販売店さんにとっては、稼ぎ時となるでしょう。
まつりのアドバイザーは、フィンエアーにフィンランド大使館あたりにお願いしておきましょうか。特設ブースを設けていただき、みなをフィンランド旅行にいざなってください。



フィンランドまつり。

フィンランドまつり。

フィンランドまつり。

フィンランドまつり。

フィンランドまつり。



いかがですか、この響き。

トナカイやムーミンたちが輪になって楽しげに踊っている光景が頭に浮かんできてしまったあなた・・・
あなたはぜひ実行委員になりましょう。
もちろん、フェスティバル、と呼んでも良いのですが、まつり、の方が柔らかい響き。まつりで良いですよね?

飲んで、食べて、以外にも、良さげな音楽などは必要です。

ジャズ。
北欧ジャズ。
北欧ジャーズ。

・・・誰か呼びましょう。あちらのジャズは素晴らしいです。
い、いや、たとえ呼べなくても、北欧ジャズを場内に流しましょう。
是非、そうしましょう。




場所?
火がたけるところが良いですね、盛大に燃やせるところ。キャンプファイヤーみたいに。
朝から始めて陽が暮れても終わらない。そんな感じ。
もちろん夏の季節も良いけれど、北欧気分に浸るならいっそ寒い冬に開催するのも良いかもしれません。


まつりの最後は、燃え盛る火の周りにみんなで集まって・・・

・・・
えーと、どうしますか。
フォークダンスでもしますか?














  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 06:00Finland

2012年03月01日

大使館に行ってきます・・・












と言っても、今すぐの話ではありません。
でも年内には訪ねたいと思っています。

いろいろと、用事があるのです。

しかし知り合いは一人もいません。
よってまずは、お手紙から。




























  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 20:00Finland

2012年02月28日

「フィンランド 豊かさのメソッド 」











北欧旅行に行く前に読みました。
フィンランドに興味がある方はぜひ。大変興味深い内容です。





























  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 19:00Finland

2012年02月28日

フィンランドのデパートにて


















日本のデパートだと、フロアーの隅っこに押しやられていることが多い階段ですが、フィンランドで立ち寄ったデパートでは中央にどーんとありました。
もちろんエスカレーターやエレベーターもありましたが、この階段の存在感は際立っていました。

美しい曲線を用いて作られた螺旋階段。
天井の柔らかいカーヴは歩く人を優しく包み込みます。
白、茶、ベージュという色づかいも素晴らしい。
手すりを見ると、かなり年月が経っているのか使いこまれているのがわかりますが、それも味。

階段のわきに置かれた木の椅子も良い感じだと思いませんか。
ここに腰掛けて休むご婦人の姿も多かったです。
僕も座ってみましたが、とてもリラックスできました。






















  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 06:00Finland

2012年02月25日

The Moomins




フィンランドからスウェーデンに向かう船中にて。























郵便局にて。








空港にて。




















  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 00:37Finland

2012年02月24日

marimekko










このときバスの中で奥さんが読んでいたのは、現地の新聞。
マリメッコの広告がどーんとでていました。

フィンランドの代表的なファッションブランドであるマリメッコ。最近は日本でもずいぶん見かけるようになりましたね。
わが家では、北欧旅行から戻った後もしばらくマリメッコブームでした。


いろんな意味でとても気になるこの会社。またいつか記事として取り上げたいと思います















  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 19:00Finland

2012年02月23日

かもめ食堂にて




ミーハーな僕らは、やはり足を向けてしまいました。
















ここは、ヘルシンキを舞台とした映画「かもめ食堂」にて食堂のシーンが撮影されたレストランです。
北欧旅行に出発する前は、「フィンランドに行ってかもめ食堂はベタすぎるから、もし時間に余裕があったらフラリと行って外から店構えぐらいは見ておこうか」、なんてことを話していたのですが、港で開かれていた朝市を覗いたとき、とても大きなかもめが埠頭を悠々と歩いているのを見てから二人ともかもめ食堂にすごく行きたくなってきて、「せっかく近くまで来たのだからお店に入ってちゃんとご飯を食べよう」ということになりました。

僕は無難に白身魚のフライ、奥さんは果敢にトナカイのお肉のステーキを注文。
とても愛想の良いおばさまがにこやかにサーヴしてくださいました。
(店内での写真撮影はもちろんこの方に許可をとりました。写真を撮っていく日本人が多いのか、快くOKしてくださいましたよ。とはいえ、もしここに行かれたら、写真を撮りたい旨、店員さんにお声掛けされた方が良いと思います。)
トナカイのお肉は、僕は以前アラスカで食べたことがありましたが彼女は初めて。少々クセがあるので大丈夫かな?と心配しましたが、北欧らしくベリーのソースが添えられていたのでそれをお肉にたっぷりつけて、パクパク、パクパク。
ポテトも含めて全体に量が多かったので少々手伝いはしましたが、結局何も残すことなくペロリ。
その土地でよく食べられている食べ物は、馴染みがまったくないものであっても必ずチャレンジするわが妻は、素晴らしいスピリットの持ち主です。笑

















  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 19:00Finland

2012年02月19日

当たり前の光景だそうです。








あーっ、大変!
よく見れば、パパとママは暖かいカフェの中、ベビーはベビーカーに寝かされて店の外に置かれたまま・・・。
お子様のこと、忘れていませんか!?
誰かにさらわれたらどうするの?
それに、季節は冬ですよ、いまの気温は・・・マ、マイナス5℃です!風邪ひいちゃいますよ!



これは、ノルディックウォーキング発祥地の地であるフィンランドで撮影した写真。
厚着をしたベビーはすやすやと眠っていました。
あちらでは当たり前の光景だそうで、この写真を撮ったとき以外でも建物の外に置かれたままのベビーカーとベビーをよく見かけました。
建物の中よりも外の方が空気が奇麗であり、また寒い中で呼吸することはベビーの気管支を鍛えることになるのだとか。





















  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 22:28Finland

2012年02月18日

THE DOOR INTO NORTH HELSINKI






これは僕の愛読書。




フィンランド航空の日本語版機内誌『キートス(KIITOS)』に掲載されていた記事を再構成の上、まとめたものとのことです。




ノルディックウォーキンク゛発祥の地であるフィンランドの美しい風景を味わえます。




手元に置く価値のある、とても美しい本です。





























  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 22:00Finland

2012年01月29日

Helsinki












このまちを訪れたとき・・・

ほんの三日ほどの滞在だったのですが、まちのあちこちで Nordic Walking をしている人々をよく見かけました。
そのときはまったく何も知らなくて、ああ、これがそうなんだ、と思っただけ。
後に自らがポールを手にすることになるなんて想像もしませんでした。

フィンランド、スウェーデン、デンマーク。
3ヶ国、10日間の旅。
北欧の豊かな自然と優れた文化、そしてひとびとの素敵な暮らしぶりに魅了され続けた日々でした。

「あれをしている様は何だかとても恰好良く見えるから、もし自分があれを始めたらきっと長く続けられそうだ」

帰りの飛行機の中。
旅の疲れでうとうとしながらぼんやりそんなことを思った記憶があります。

今思えば、あのとき心に決めたのかもしれません。

























  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 00:51Finland