2012年12月05日

お礼とお詫びとお知らせ




稲武のまちを訪れた際にある本をたまたま手にとったことがきっかけで、素晴らしい人々と出会って有意義な時間を過ごすことができた、ということを記事にしました。
その本は稲武の歴史について詳しく知ることが出来るとても素晴らしい内容の本なのですが、その中の数ページを割いて、ある山のことが書いてありました。
その山とは。
何と先月の下旬に僕らが竹を切りに行った山だったのです










ブナの木を守るため三年前から竹の伐採を行っていらっしゃる方々に僕は今回初めて合流したのですが、人柄が良い方ばかりで、まごまごしている僕にとても親切にしてくださいました。
また、そもそもは北岡先生の森林学校を通じてたまたま集まったみなさんということで、つながりとしては割と緩やかな感じがしたのですが、コミニュケーションをはかるのがどなたも上手で、そしてとてもスマートな立ち振る舞いをされるので、僕は何のストレスも感じずに一緒に作業に没頭したり、会話を楽しむことができました。
人間が練られているひとたちとの触れあいは得るものが実に多くて、思い切って参加してみて本当に良かったと思いました。











僕を竹切り作業に導いて下さった方について。

その方とは矢作川の源流を探るというテーマで森を歩く北岡先生の講座でご一緒しました。
講座の三回目のとき、別れ際に竹切りの日程や集合場所について尋ねたいと思って話しかけたら、
「竹切り作業の合間に山について何か話してみませんか、作業は大変疲れるものなので、休憩のときなどに地元の方から何か話が聞ければ皆の励みになると思うのです」
とおっしゃっていただいたのです。
この一言は僕にとってすごく嬉しいものでありましたが、同時にとても重い言葉でもありました。
生半可な話はできないな、そう思いました。
その気持ちを抱えて、山の麓のお寺の門を叩いたり、昔を知る伯母宅に押しかけて話を聞いたりしたのです。
竹切りの合間に何か話せ、と言って下さったから、あの山のことについて関わる多くの人たちから話を聞くことになり、その結果、僕が産まれる前の時代のあの山と麓の集落の関わりついて貴重な情報を得ることができたのでした。










竹切り作業の当日。
お昼休みにお時間を頂戴し二十数名の方々を前に山と人々との関わりについての話をさせていただきました。
後で何人かの方から、良かったよ、とおっしゃっていただけて安心したのですが、とりとめがないと言うか、まとまりが悪いと言うか、とにかく聞きづらくて不細工な話しぶりであったのは間違いなくて、それでも何とかなったのは、聞いて下さった皆さんがあの山に興味を持っていらっしゃる方ばかりで、そしてみなさんお優しいので積極的に耳を傾けるようにしてくださったからに違いないと思うのでした。










そんな皆さんに、僕がおわびすべきことがいくつかあります。

まずは、準備を失敗し、あの日持っていくはずだった資料のいくつかを持っていけなかったこと。
その中には、麓のお寺の先代のご住職の若かりし頃のお写真などもありました。
「山のお寺のお坊さんと麓のお寺のお坊さん。気力に溢れる二人の若いお坊さんが檀家に向かうため山道を颯爽と歩く姿を想像してください。」
僕はみなさんに確かそんなようなことを言いましたが、あのときにご住職の写真をお見せできれば、もっともっとぐっとイメージが広がったのになと思うと悔しいです。

次に、写真や資料のコピーを地面にばらまいて置いたこと。みなさんに見ていただきやすいようにとやむを得ず思い切ってそうしたのですが、行儀の良いことではありませんでした。
ピンなどを持参していれば、手荷物などを置いていたあずまやの壁に貼ることができたなと、今さらながら思っております。

内容がまとまっておらず話しぶりも下手でかなり耳障りだったに違いないのに加えて、話が長くなってしまったこともお詫び申し上げます。
もしかしたら竹切りをする時間に少々くいこんでしまったかもしれません。すみませんでした。
とにかく寒い中、文句も言わずに話を聞いて下さりありがとうございます。

そして。

ちょっと不思議な話をいくつかしてしまったこと。
いまは少し後悔しています。
話さないようにしようと一度は心に決めていたのですが、つい話してしまいました。
中には、何だよその話は、と思われた方もいらっしゃったかも。
記憶違い、思いすごし、妄想、想像、その他諸々。
そういうものかもしれません。
どうかお許しください。











では最後に次回の記事の予告を。

同じくお昼の休み時間に、気温が低い中で一所懸命オカリナを演奏して下さりあの山の空気をとても穏やかにしてくださったみなさんのことを書こうと思っています。
ちなみに僕を山に誘ってくださった方はその一員です。
どうぞお楽しみに。



























  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 13:00森にて

2012年12月05日

Roger Nichols








深夜に音楽を。



この曲について、何か解説するのは野暮というものでしょう。




(記事のタイトルに使える文字数に限りがありますので、アーティスト名をはしょりました。正確には、Roger Nichols & The Small Circle of Friends です。)


















  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 00:00音の備忘録