2012年07月13日

山道でも自転車は歩道を走ってはいけない理由は何か

山道でも自転車は歩道を走ってはいけない理由は何か


(これは僕が日頃身につけているキーホルダーとホイッスル。ホイッスルは熊よけ兼、小学生のこどもたちへの合図用)





自転車で通学している高校生たち。

僕は毎朝の通勤の際、一所懸命に自転車をこいでいる彼らの真横を車で通り抜けます。
最近彼らは、車道を走るようになったからです。

梅雨で雨降りの日が続きますが、ざーざーと横殴りの雨が降る日でさえ、雨カッパを着た彼らは律儀に車道を走るのです。


国道、幹線道路とはいえ、山あいの田舎道。
カーヴも多くてアップダウンも激しい。
朝から晩までおおよそすべての時間帯において、歩道を歩く人などそう多くはありません。
いえ、ほとんどいない、と言っても良いぐらい。
歩いて行ける近くの小学校に通学するこどもたちや家から数メートルの田畑に行らっしゃる近隣住民の方々が朝夕に数名歩くぐらい、なのです。

雨に加えて車のタイヤが容赦なく放つ水しぶきで、学校に着くまでに、家に帰るまでに、彼らは濡れに濡れるでしょう。
大型車がすぐ横をすり抜ければ風圧でよろめくでしょうし、時には携帯電話を使いながらハンドルを握るドライバーの車のボディーが肘をかすめたとしても不思議ではありません。

「自転車通学の生徒は常に車道を走るように。」
高校と警察が、つまりは大人たちが、そのような指導をしているとしか思えません。
でなければ、ガラ空きの歩道を横目に、決して少なくない台数の車が結構な速度で通過する危険な車道を、雨降りの日に高校生がわざわざ自転車で走りますか。



当事者の生徒さんやその親御さん、地域の方々が
「こんなのおかしい。危ない。あのエリアについては自転車も歩道を走ればいいじゃないか。ルールにそぐわないなら、そうできるようにルールを変えませんか。」
と声を上げられないのはなぜか?
調べたわけではないので現時点ではわかりません。
部外者の僕が、当事者の方々が何も言わないことについてあれあれ言えるものでもありません。

しかし。



僕が高校生の頃、大人の言うことを聞きたくない、と思うことは多かった。
大人の言うとおりにしていたら、自由でなくなる、と思っていた。
でも
「たぶん、大人になったら自分は同じことを若い人に言うことになるのだろうな」
なんてことも頭の片隅で思っていました。
上に書いた話はそういうのとは違いますよね。
だって間違っているから。
ということで、微力ながら本件についてアクションを起こすことにしました。
何か動きがあれば、また報告しますね。
もちろん、僕ごときがアクションを起こす前に、関係しているひとたちの間でスッと解決されると良いのですけど。






















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Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 16:10 │Think & Do



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