2012年02月03日

こんな雪の日には


雪には参りましたね。



普段から備えておきたいところですが、山々に囲まれたわがまちでもこれほど降ることは稀。
年にほんの数回あるかないかのことですから、なかなか万全にはできません。
みなさんは大丈夫でしたか?

僕は車で通勤していますが、通常よりかなり早めに家を出ました。時間に余裕を持つことが雪対策の一つであることは言うまでもありません。
その次はタイヤ。
山間部を通過するので冬はスタッドレスを装着しています。滅多に出番がないのでタイヤをもうひとつ持つことは少々もったいない気がしますが・・・やむをえません。
そして雪の日に忘れてはならないと思うことがもうひとつ。
それはヘッドライトです。

朝だろうと昼間だろうと、グレーの雲が空を覆い、雪がチラチラと舞い始めたら迷いなく即座に点灯します。


こんな雪の日には



これは僕が乗っている車のスピードメーター付近を写した写真。



こんな雪の日には





こんなレイアウトなので、ヘッドライトの角度を変えるのはとても容易。
夜以外の時間帯に点灯するときは、普段より気持ち下に向けるようにしています。
僕が雪の日にヘッドライトを点灯するのは周りを明るく照らすためではなく、自分の車を他車(他者)に素早く認識してもらうためであることはおわかりいただけますね?

欧州へ旅行すると、車が昼間からヘッドライトを点灯している光景を目にします。
スモールランプではありません。通常のライトの方です。
初めてその光景を見たときはとても新鮮な気分でした。
たぶん15年ぐらい前・・・その当時日本でそんなことをしていたら、対向車から消し忘れと間違えられてパッシングされる時代でした。
最近ようやく、バスや運送会社の車以外でも、天候不順の際に昼間点灯するドライバーをたまに見かけるようになり、消し忘れと間違えられることも減ってきたので、小心者の僕も真似している次第。
北欧は天候の善し悪しに関係なく以前から昼間点灯が義務化されているとのことですし、EUもそれに近い状態だったところへ(昼間用ヘッドライトの開発も進み)いよいよ義務化がなされるという話を何かで読んだことがあります。
(もしかしたら既にそうなっているかもしれません。)
アラスカやカナダなどの北米地域も天候の具合によらず昼間点灯が恒例化していたと記憶しています。
車を輸出している大企業が多い日本ですから、ヘッドライトの仕様と関わる法律がそう遠くないうちに欧米と同じことになるでしょう。

このあたりでは、実行している方はまだまだ少ないようですが、降雪時走行では安全を確保するのにとても有効な手段なので、広まったら良いなと思っています。
欧州の高速道路や市街地で見た記憶が蘇ってきた方は、特に。
そう、"あの感じ"、です。
ぜひやってみてください。

もちろん、天気が良くて日差しが明るくても、とにかく外国の真似をして点灯しろ、ということではありませんよ。
あくまでも雪が降っている日の話、であります。

あ、書き忘れました。
僕の車のボティー色は、白です。
真っ白というほどではありませんが、ほぼ白。
ですから雪が降っているときや雪が積もっているときは、保護色になってしまいます。
だからヘッドライトをつけたくなるのです。
ちなみに、北海道など、雪がたくさん降る地域では白いコートがあまり売れないそうですよ。特にこどもや学生の私服用としては。なぜなら雪の中の白いコートはドライバーに発見されにくいから。北海道の何人かの人がそう言ってましたから、間違いありません。
とはいえ、僕がいずれ車を買い替えてボディーカラーを白以外の色にしたとしても、降雪時の点灯は間違いなく続けます。
どんな色の車でも降雪時は他車(他者)からの視認性が格段に落ちますから。


もうひとつ書き忘れたことが。
僕の車にスモールランプはついていません。
ですからとにかくバシッとライトをつけてしまうしかないのです。
「チマチマしたものはいらん!」というのが某欧州車メーカーの考え方なのでしょうか?
よって夜、「ここに停車しているのだよ」ということを知らせる必要があるとき、ヘッドライトを点灯するのが好ましくないケースでは即、ハザードです。
最初は戸惑いましたが、いまは妙にすがすがしくてすっきりした気分です。
奥ゆかしくきめ細かい性格の人が多い日本人にとってスモールランプは重宝するものです。僕自身も長年、他人が眩しくないようにとライトの付け方に気をつかってきました。この程度の暗さならまだスモールで我慢しようかな、なんて。
でも最近は、上記のようなヘッドライトの角度を調節できる仕様の車が増えたこともあり、皆が危険を確実に回避することの方をチョイスすべきなのではと思うようになりました。
特に郊外・山間部における降雪時の走行では、ヘッドライト点灯はそろそろ必須の要件かと。
もしかしたら欧州では周りがまだまだ明るかったとしても、スモールランプのみをつけて走行するのはいけない行為なのかもしれませんね。いま書いていて、だんだんそんな気がしてきました。

こんな雪の日には



「夜でもないのにヘッドライトなんて・・・」
いまだにそう思われますか?
既成概念というのは恐ろしいもの。新しい試みをしようとせず習慣に固執することは、人間性の劣化を招きます。
過去の経験から得られた正解は、永遠ではありません。
時間が経ってしまった正解を見直すことを常に心がければ、自分の中に新たな風を入れることができるのですが、僕も含めて人はなかなか踏み切れませんよね。
どうやら歳をとればとるほどそうなるみたいです。

※なお、前を行く車が昼間にヘッドライトをつけていると、夜と違ってブレーキランプの点灯が目立たなくなるから余計に危険だ、と言う人もいるようですが、そういう人は天候が悪い日も車間距離を詰めて走っているのでしょうね。聞く耳を持ちたくありません。












 




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Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 02:14 │Fiat500TwinAir



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