2012年03月19日

ルールはこうです。





酢飯の温度はとても重要・・・それを思い出させてくれたお店です。
(それを忘れて食べるしかない残念なお寿司屋さんが多いような気がする昨今ですが、こちらは完璧でした。写真は大将のお許しをいただき撮りました。僕はいつも必ずお店の方の許可をとってから、近くに他のお客さんがいないときに写真を撮るので、お店の方が快く撮影に協力してくれます。)

今回は僕の父母の招きにより訪れました。
僕は初めて。僕は若いころから長らく地元にいなかったので、みなさんがよくご存知のお店であっても知らなかったりするのです。奥さんは以前から知っていて、いまも職場の集まりなどでたまに利用しているとのこと。




ルールはこうです。



僕は江戸前のお寿司が好きです。
札幌に住んでいたときもわざわざ江戸前のお寿司屋さんを探したぐらい。(周りの人から北海道まで来てバカか、と言われました。)その後、主に東日本のあちこちで機会あるごとに江戸前寿司を食べてみましたが今から4年ほど前、仙台に住んでいたときについに理想のお寿司屋さんに出会い、以来、どこのお店に行ってもそのお店と比べてしまいます。



ルールはこうです。



特に比べてしまうのが、酢飯の温度。
通ぶりたいわけではなくて、とにかく気にせずにはいられなくなってしまったのです。
上に乗っている魚などは、ときには二の次に。そもそもが江戸前好きなので、切ったものをそのまま出してくるだけなら、たとえ良いものでも強く惹かれません。それよりも、酢飯のことや、手を加えたネタの方に興味がいきます。



ルールはこうです。



こちらのお店はお寿司以外のお料理や多種多様な酒の肴も提供されており、そのせいかどうかお寿司は江戸前風という感じのものは少なく地元の人向けのとっつきやすい感じのものを出されていましたが、大繁盛して忙しい中でもとても丁寧なお仕事をされていましたから、酢飯とともにそういう姿勢を気に入りました。



ルールはこうです。



早々とこごみの天ぷらもいただきました。
お寿司以外の料理のお味も素晴らしいです。
(ということは、もしも大将が江戸前風のお寿司を握られたらとても素晴らしいことになるということ、かと・・・。いつかわがままを言ってみようかな、と思っています。)



ルールはこうです。



敷居が高くなく、老若男女すべての人がリラックスできる雰囲気なのも、良いです。

ちなみに僕がこのブログに書くお店は、僕がみなさんにおすすめしたいお店のみ。
そして、前述したようにお店の方からブログに書かせていただくことの許可をとってから写真を撮り、記事を書いています。
つまり、良くないことを書かざるをえないお店は最初からここには取り上げない(取り上げられない)ということに。
わかりやすくて良いでしょ?そういうポリシーで書いています。
それが、ブログの記事に飲食店さんを取り上げさせていただくとき僕が僕自身に課している厳格なルールです。
手順はこうです。

お店の人に声をかけて、ブログに載せたい旨、今から写真を撮りたい旨を話す。

OKがいただけたら、自身の隣の席など、近くに他のお客さんがいないときに食べ物や店内などの写真を撮る。

お店の方の手がすいているときを見計らい再び声をかけて、撮った写真を見てもらう。もしそのときベストショットがあれば、この写真を使う予定です、ということまで伝える。忙しそうなときは再度、ブログに載せることだけ伝える。

ブログのURLを伝える。(僕は名刺大のカードにブログURLを記したものを持ち歩いています。お店の方に渡すタイミングがないときは後日、「パソコンを持っておらず見ない」という方にはやはり後日伺ったときにノートパソコンを持参してブログをお見せするか、画面をプリントアウトしたものをお渡しします。)

こんな感じ。
(こういうことをしていると「ぜひうちの店も書いてくれ」なんて言われるときが来るかもしれません。嬉しいことですが、しかし、取り上げさせていただくかどうかを決めるのはあくまでも僕なのでした。)

要は気に入ったお店にはちゃんと取材をしたいのです。
話さなくても、食べたり飲んだりしただけでいろいろわかるという人もいらっしゃるでしょうけど、取材を了承していただくとお店の方からいろいろな話が聞けます。
それはお店の売り込みの話とは限りません。
いえ、良心的なお店ほど、ご自身のお店の話から離れて行ってしまうのです。
何十年も前にお店が出来た頃の界隈の様子や出来事とか、ご家族の話とか・・・。

客としてお金を払って食べているのだから勝手に写真を撮りブログに書くぐらいのことをしてもいい、という方もいらしゃいます。
しかしそういう感覚は正直かなり間違っていると思います。
ましてやキーボードをわざわざ叩くほど言いたいこと(文句)があるならば、その場で直接お店に言えば良いと思うし、その場で言えなかったからと言って、お店の人が知らないところでインターネット上に書きなぐって不特定多数の無関係なひとたちに知らしめても良いのか?と。
そういう行為は仲間内で話すかげぐちよりももっとたちが悪いのでは?と思うのです。
前述の仙台のお店も、食ベログでいろいろ書かれていました。
でも同じことをお店のご主人に直接(言える状況にありながら)言っておらず、ご主人たちは書かれたことを知らない様子。
お店のことを思って苦言を呈した、なんて一言を最後にわざとらしく添えていましたが、本人に言わなくて何が苦言なんだ?と思いました。

普段は腰が低いのにお店に入ると、お金を払っているんだから、と店員さんたちにとる態度や言葉遣いが偉そうになる人がいます。同じ人間なのに、客だというだけでまるで身分が違うかのように。勝手に写真を撮ってブログに載せて立派な一本記事を作り上げ不特定多数の人々の目にさらす行為も、そうした感覚が根本にあるのではないかと思います。

品がないですよね。
そういう品がない人は肩書などの権威に弱い傾向があります。さっと手のひらを返すタイプです。あなたの周りにもいますよね?ここでは威張れるとわかると急に威張るのです。客だ、店員だと、人は仮面をとっかけひっかえできるわけでもないのに。立場や場所が変わったって一人の人として互いに尊重しあわなければならないはずなのに。
僕も若い頃はそういう失礼なことを、知らず知らずのうちに入ったお店でしていたときがありました。お客様を相手にする営業職をしていたくせに、立場が変わると食事をしに入ったお店の店員さんなどに対して無礼な態度をしていたのです(無意識・無知ですることが最も罪深いのです)。しかし歳を重ねて"働く"ということの意味を深く考えるようになり、そして仕事においてもプライヴェートにおいてももっともっと丁寧に生きなければいけない、と思いはじめた頃にそういう態度が間違っていることに気づきました。
お金を払っているからというだけで、僕はとても醜い態度と話し方をしていたんだなと。
その後猛省し、自分自身で多少の努力をして、ようやくあらたまったのです。




ルールはこうです。



今回はカウンターにて。明るい大将と話をしながらいただきました。
(手前は奥さん、奥が僕の母。その奥に父がいるのですが、母に隠れて見えず。)






























タグ :祥安寿司

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Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 11:00 │美里



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