2012年09月12日

Henri's Walk to Paris



一所懸命、訳しまして、奥さんに読んで聞かせました。

















Amazonからの荷物をビリビリと開封したうちの奥さんは「あれっ、しまった、英語だっ!」と声をあげました。

どうやら彼女は、松浦弥太郎さんが訳した日本語版を注文したつもりが、間違ってオリジナルの英語版を注文してしまったようなのです。
海外旅行でお買いものをするときなどは躊躇なくブロークンイングリッシュを放っている彼女ですが、絵本とは言え、英語ばかりで書かれたものを読むとなるとまた違うみたいで・・・。













たどたどしい僕の翻訳にて、どうにか本の内容を理解した奥さん。
初見でいきなり訳すのでなければ、もう少し文学的な表現で伝えられたのだけど・・・何て言うのはただの言い訳。
Amazonには、英語版の対象年齢は4歳-8歳と書かれていたのですから。笑

ストーリー自体も可愛いのですが、とにかくイラストがとても良いです。
色の使い方が素晴らしくて、パラパラとめくって眺めるだけでも嬉しくなってくる本です。
僕は後で知ったのですが、洒落た映画のタイトルデザインや企業マークやロゴデザインでとても評価が高いアメリカのグラフィックデザイナーSaul Bass氏によるものでした。




















  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 10:00書店にて

2012年09月11日

手土産Q&A







以下の質問に、○または×でお答えください。


Q1.会社に入社した初日に、そこにいる先輩たち向けにお菓子などの手土産を持っていったことがある。

Q2.上記のシチュエーションにて、お菓子などの手土産を持っていかなかったため、先輩社員から陰口を叩かれたり、「持ってくるのが常識だろうにね」と言われてしまった経験がある。とても傷ついたが、持っていかなかった自分が悪いと思う。

Q3.親から「あんたもいよいよ社会人だね。配属される部署のみなさんに手土産を持っていきなさいよ、お菓子でいいから。忘れちゃだめよ。初めて会う人ばかり?いきなり渡しにくい?だから持ってくんでしょうが。あんたって子は体ばかり大きくなっても世の中のこと、まだまだ知らないのね。」と言われたことがある。

Q4.出張で自身の会社の東京本社や他府県のオフィスなどに行くときはお菓子などを手土産として必ず持参している。それが社会人として当然のマナーであると思うし、そういうことをしない人はちょっとおかしいと思う。

Q5.他の都道府県や自身の住む県内でも遠い場所に仕事の出張で赴いたときは、自身の職場の同僚向けにお土産を必ず買って帰る。そういうことをしない人はどうもケチくさい気がする。

Q6.遠出の観光旅行に行ったり外国旅行に行ったら、必ず職場の人にお土産を買うし、それが社会人としての当たり前のマナーだと思う。特に海外旅行では休暇の間、先輩や同僚に負担と迷惑をかけていることだし。

Q7.職場の休憩時間用にちょくちょくお茶菓子をみつくろって持って行っている。先輩社員や後輩もそうしている。自分だけ持っていかないのは雰囲気的にとても無理だから。





はい、お疲れさまでした。
○はいくつありましたか?
診断の結果はまた後日、別の記事にあらためて書きますね。
少々お待ちを。

それまでの間、あなたの周りの人にも上記のことをぜひ聞いてみてください。
もしかしたら、予想もしないとても興味深いやりとりになるかも・・・。










(これはうちの奥さん。家の近所のお店にて。)
















  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 20:00山里センチメンツ

2012年09月11日

二度あることは三度あってはならない。





手を差し伸べることすらしない。
口ばかりで何もしようとしない。
はたまた、自身がまるでその場にいなかったことにしようとするかのようにそっと姿を消して逃げる。



そんな様子を実は冷静に観察している怪我人・・・。
負傷した本人の方が、周りの人たちよりも実はずっと冷静・・・。

もちろん、痛みがあっても意識がはっきりしている場合の話ですけどね。
そういうことって少なからずあると思うのです。

激痛と、怪我をしてしまったという焦燥感。
それらが引き金となることで、動物として本来備わっている五感の鋭さが研ぎ澄まされるのか・・・?
とにかくそういう時って、自分の周りの"ダメな人"とそうでない人を一瞬で選別できてしまったりするのです。

怪我人に向かって、今の体調はどうか?と頻繁に声をかけるだけでも良いのに。
励ますだけでも良いのに。
何かできることはないか、何をすべきか、を考えるだけでも良いのに。

何もできない人についてはもうやむなし、と思えますが、そんなときに保身ばかりを考えている人に対してはフツフツと怒りが湧きますね。
「あんたがここにいると余計に具合が悪くなる。さっさとどっかに消えなさい。」
そう言いたくなります。

騒ぎが収まったあとに、心無いことを言う人もいますね。
怪我をしたくてしたい人など、いないのに。
怪我した人の気持ちを逆撫でするような。
怪我した人をもっと落ち込ませるような。
本人に聞こえるように言うサディスティックな人がいます。
また、無意識で怪我人を傷つけるようなことを言ってしまう迂闊な人もいますね。
そういう人たち・・・人としてどうか、と思います。










そういう目に最近あったわけではないのです。
ふと昔のことを思い出しただけ。

なぜそういうことを思い出したかと言うと、実はまた刺されてしまったから。
前回刺されてから一週間も経っていないのに。
バカじゃねーの。と思われた方。
はい、そのとおりです。
注意不足なのです。

ただしちょっとだけ言い訳させてもらえれば、僕がそういうリスキーな場所に頻繁に足を運ぶ仕事をしているということ、ぐらいでしょうか。ビルの中のオフィスで働いているわけではなくて、主に野外で活動しているからです。

この時期の野山は大変危険だということがよくわかりました。
野山一年生(?)の僕としては、それがわかっただけでも収獲です。
まず数が多い。
蜂の数、のことです。
もちろんスズメバチたちもそう。
一年を通じて最も数が多くて、そしていずれも巣作りに必死。
故に攻撃性がかなり増しているため、こちらが何もしなければ何もしない・・・なんて言うのはとんだ誤解なのでした。
この季節の蜂に対してそんなのはとても甘い考えなのでした。
巣があるエリア、または巣を作っているエリアに侵入した段階で、アウトなのです。
鉄砲玉みたいなのが威嚇をするためにものすごいスピードで一直線にあなたに向かって飛んできます。
または、羽音も立てずにいつのまにかあなたの死角にぴゅっと忍び寄り、いつであなたをチクリとやれるように準備をしています。
何で気づかないの?と言われても・・・毎日野山を歩いていても、気づけないものは気づけないのです。
大きな巣が出来上がってしまえば気づけますが、建設中の巣はパッと見ではなかなか発見しづらいのです。

あなたや僕に残された選択肢は、迅速にその場から立ち去ること、だけ。
刺されずにそのエリアから脱出できるかどうかは運次第です。
(ただし黒い帽子や服を身に着けていたなら、無事に脱出できる確率は小さくなります。)

刺されてしまったら、先日の記事に書いたポイズンリムーバーを早めに用いるべきだと (実際に二度も使ってみた) 僕は思うのですが、やはりそれ以外の応急処置も迅速に的確に行うことと、念のため医療機関を受診することをおすすめします。
リムーバーはうまく使用できれば確かに効果があると思います。でも所詮は症状をさらに悪化させないためのとりあえず使用するグッズのひとつに過ぎせません。それをどうかお忘れなく。

ちなみに今回は、自分一人でリムーバーを使用しました。刺されたのは、左の背中の上部 だったためリムーバーを患部にうまくあてがうのに両手を使わざるを得ず、本来自分でピストンを扱うのは難しい場所だったのですが、そんな場所に対してどうやって使ったかというと、ピストン (の本来指で押す部分) を、飛び込んだ建物の壁に押し当てて、壁に向かって自分の体を移動させたのです。ラグビーやアメフトのタックルみたいな感じと言えばわかっていただけるでしょうか。
幸い、二回目となった今回も大事に至らずに済みました。
僕の体内には前回刺されたとき既にスズメバチの毒の抗体が出来たわけで、再び毒が回った今回は瞬時に少なからず免疫反応を起こしたはずですが、それは過剰なものではなくショック状態にはなりませんでした。
とはいえ、三度目以降でアナフィラキシーショックになることもありえるようなので (そうなったらもう救急車で運ばれるしかありませんし、エピペンでしか適切な応急処置ができないのですが)、体内に侵入する毒液を少しでも減らすことができるかもしれないポイズンリムーバーを、冬が訪れるまでの数ヶ月間、手放すことができません。

最後に、くどいようですが再度、ポイズンリムーバーの扱い方の注意点について書きます。
リムーバーで吸引した体液が先端のカップにのみ付着したならば、そのカップをしっかり洗浄して再利用したり別のカップを用いればリムーバーを再び用いることは可能ですが、それらの処置をしないのなら、使いまわしするのは危険です。
たとえば、肝炎などのウイルスに感染した人にリムーバーを用いた直後に同じリムーバーを別の人に用いたとしましょう。 (一度に複数の人がスズメバチに刺されることはそう珍しいことではありません。)
肝炎ウイルスが体液とともに付着していた場合、ウイルスが不活性化していなければ、蜂に刺された傷跡に前に使用した人の体液が触れることで感染の可能性が高まると思われます。
ウイルスが活性化していられるのは血液中に存在するときですが、リムーバー内に水分があって湿潤状態が保たれている場合、すぐに不活性化しない可能性があります。
また、カップを通り越してリムーバーの本体に水分が侵入してしまった場合は、(ピストンを押しこむことで特殊弁が働きリムーバー先端に陰圧状態を作り出すという) 吸引性能を保証できないので再度の使用はやめてほしい旨、取説に記載があります。




  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 06:00Nordic Walking Movement

2012年09月10日

水菓子









「梨むくや甘き雫の刃を垂る」

(正岡子規)



その昔、果物のことを菓子 (果子) と呼んでいたそうですが、その他の食べ物も菓子と呼ばれるようになってきたので、区別をするために果物の方を " 水菓子 " と呼ぶようになったそうですよ。



僕は梨に目がありません。
たぶんこれまでの人生において、同世代の男性の二倍から三倍ぐらいの量の梨を食してきたのではないか、と思えるほど。

若い頃、僕が営業職をしていたときの話。
仕事の得意先のそばに、とても美味しい梨を売っている農園がありました。
梨が大好物である僕は、梨の季節になるとその梨目当てにしょっちゅうその得意先に顔を出していました。

営業活動は二の次。
要は農園で梨を買って食べたかっただけ、だったのです。

しかし、梨食べたさにあまりに頻繁に足を運んだせいで、「○○くんはよくうちに来てくれるね。」とお客様から感心されるようになり、特に何もしていないのにそこでの売上がアップしてしまいました。

とはいえ、梨の季節が終わると僕の足も少しずつ遠ざかり、「○○の野郎、以前ほどうちに来なくなったな。」と言われるようになり、売り上げは下降線をたどりました。
上司から叱られたのは言うまでもありません。笑
それも今では梨にまつわる楽しい思い出のひとつとなりました。










































  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 12:00Favorites

2012年09月09日

My Favorite Hotel


ここは僕が信頼を寄せている老舗ホテル
とてもサーヴィスが良いので、おすすめです。

あなたが県外からこちらにいらっしゃった方で、あなたにとって大切なお知り合いやご家族があなたを訪ねて遠くから遥々愛知県までいらっしゃることがあり、滞在中に名古屋にお泊りになることがもしもあれば、こちらのホテルをぜひ選択肢のひとつとしてください。

たとえば、名古屋の観光をしたいとか、美味しいものを食べたいとか。
フロントまたはコンシェルジュに尋ねてください。
きっと良い場所を教えてくれるはずです。








地元に落ち着いた現在では、昔のように泊まることもまず無いのですが







それでも、名古屋に用事で出向いたとき、時間があるときにふらりとお茶を飲みに立ち寄ったりしています。

実は僕は、社会人になってからの約二十年間は仕事の都合で週の半分以上をあちこちのホテルで暮らす生活をしていました。
最もすごかったのは二十代の頃。
その頃は東京や札幌のオフィスにいたのですが・・・
月、火、水、木。
週の四日はホテル暮らし。
地方都市にオフィスを持たない会社だったので、営業社員は常に宿泊出張するのが普通だったのです。
同じホテルに連泊することもありましたが、大抵は日替わりでした。
たとえば、月曜は成田市泊、火曜は銚子市泊、水曜は千葉市泊、木曜は柏市泊・・・とか。
札幌にいたときならば、月曜は岩見沢市泊、火曜は留萌市泊、水曜は滝川市泊、木曜は夕張市泊・・・なんてパターンはしょっちゅう。
家に戻るのは金曜の夜。わが家でやっと土日を過ごしたかと思ったら、月曜の夕方にはまた出張先のホテルへチェックインするのです。

三十代前半に転職して地元に戻ったときは、月に数度だけ北陸地方に宿泊出張する程度となりましたが、その会社もやはり宿泊出張が当然の会社で、三十代の後半にその新しい会社での転勤にてまた東京で暮すことになったときには、出張範囲がさらに広がりました。
二十代の頃とはまた違う意味でハードだったのは2005年から2007年の三年間。週の半分、東北、関東、中部地方のあちこちのホテルを泊まり歩きました。たとえば、月曜は盛岡泊、火曜は名古屋泊、水曜は仙台泊、とか・・・。

そんな生活が長かったものですから、快適に過ごせるホテルを選ぶのは自然と得意になったのです。






(ちなみにこれらの写真を撮影したのは去年の秋。残念ながら今年はまだ立ち寄れていないのです。)






東京から名古屋に出張したときによく泊まりました。
ある年の年末年始などはここを根城にしてプライヴェートで数日間過ごしたこともあるほど。
ここ数年で名古屋駅前などに新しいホテルがたくさんできました。それらと比べればどうしても施設の老朽化が目立ちはするのですが、しかしそこは老舗。手入れがとても行き届いていて、過ごしていて気持ちが良いのです。
キャビンアテンダントの方々も、よくお泊りになっていますよ。
今年はお部屋のリニューアルにとりかかられたようなので、いつか機会があれば(たとえば名古屋で遅くまで飲んでしまって終電がなくなったときとか?)ぜひ再び泊まってみたいです。










ちなみにこの界隈には大学時代に四年間住んでいたので、隅々まで知り尽くしていると言っても過言ではない場所。
(もちろん新しくできたお店などは別として、の話です。特に、新しい飲食店のことはわかりません。※ただし、こちらのお店は美味しくて、なのに安くて、ここ数年のうちにオープンしたお店としては一押し。)













  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 23:34伏見

2012年09月08日

香嵐渓シンポジウム開催のお知らせ




先月の初めにちらりとご紹介したシンポジウムのプログラムをお知らせします。








主催は足助病院および三河中山間地域で安心して暮らし続けるための健康ネットワーク研究会です。
お問い合わせ先は、足助病院内「健康ネットワーク研究会事務局」、電話番号は0565-62-4165 (FAX:-1820) となります。

足助、下山、稲武、旭、小原、根羽、串原など、中山間部にあるご実家を離れて都会で暮らしていらっしゃる若い方々もぜひご参加ください。
特に「生まれ育った地域に対して今後何らかのサポートをしたい」と思っていながら「何から手をつけて良いか悩んでいる」方々は、ぜひ足を運んでいただきたいです。きっとヒントが得られるはず。
どうかお誘いあわせの上、足助交流館飯盛座までお気軽にゆるーりとお越しくださいませ。
お待ちしてします。

当日、総合司会をされる早川富博先生からみなさまへのメッセージは、こちら。


  
  


2012年09月08日

ポイズンリムーバー



前回の記事でとりあげたフランス製のポイズンリムーバー"エクストラクター"の実物がこれです。








リムーバーの先端に取り付けるカップ(マウスピース)は異なるサイズのものが4つ、用意されています。









こんな向きに取り付けたくなるのですが・・・





こうつけるのが正しい取り付け方。
(逆向きだと取り付けられません。間違えると「なんでつかないんだ?」と少々焦ります。)











ピストンを引いて(引き伸ばして)から





患部にリムーバーの先端をあてがいます。





ピストンをリムーバーの先端方向、つまり患部の方向にぐっと押しこみます。




特殊な弁の働きによりリムーバーの先端内が陰圧状態となり、接触している患部が吸引され始めます。この状態で一分以上、キープします。








以下は取り扱いにあたっての注意点。

・毒蛇に噛まれたり蜂に刺されてから、出来れば二分以内に使用することが望ましいそうです。
つまり、ポイズンリムーバーを携帯していたりすぐ近くに置いていない限り、効果的な使用ができないということ。

・蜂に刺された人が複数いる場合であってもひとつのポイズンリムーバーを使いまわすことは出来れば避けたいです。
リムーバーの先端には毒液ともに体液(血液等)が付着します。もしも前に使用した人が何らかの感染症を患わっていた場合、次に使った人に感染する恐れがあるからです。
(じゃあどうするんだ?って?・・・どうしたら良いでしょうか?山歩きをするなら一人一本ずつ持つのがベストでしょう。)

・吸引した毒液や体液の量が多い場合に、それらがカップを通り越して本体のシリンダーまで到達してしまった場合は、ポイズンリムーバーの再利用は不可です。
到達していなければ、カップの洗浄と消毒を行うことで再利用が可能です。はっきりとしない場合は念のため再利用を控えましょう。



これからの季節。
蜂たちの巣作りが活発になります。
山歩きをされるみなさま、どうかご注意を。

黒い衣服、帽子は避けましょう。
蜂やブヨは黒い色に向かってきます。(人間の黒目を狙ってきたりもします。)

あなたに対して素早くまっすぐ飛んでくる戦闘態勢らしき蜂を一匹でも見つけたら、あなたが蜂たちから領空侵犯を犯した動物だと見なされている証拠。
近くに必ず巣があります。
すぐにその場を立ち去りましょう!

































  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 09:00Nordic Walking Movement

2012年09月06日

アウトドア緊急対応マニュアル 





東海自然歩道でスズメバチに刺されてしまいました!



僕は右の二の腕に一発のみでしたが、同行したもう一人の方は右のこめかみ、右肩、右腕の計三発。
巣に気づかず近づいてしまった我々が迂闊でした。
刺したのはキイロスズメバチ
蜂の毒を吸い出せるポイズンリムーバーは手元になし。
しかし僕もその人もショック症状がでなかったので一安心。とはいえ、体に良くない毒が時間経過とともに回りつつあるのは間違いないのです。
口で吸い出すのは危険なので、指で患部をつねってひねって毒を絞り出す努力しつつ、リムーバーを使うべく置いてある場所に向けて慌てて車を走らせました。
しかし残念ながらその距離は2km以上。
リムーバーは刺されてから二分以内に使用しないと効果が薄くなるのです。
でもしないよりは良いだろうと、車を飛び降り、薬箱とともにリムーバーを引っ張り出し、二人で手当てをしあいました。
(刺された者同士で手当てするというのは涙ぐましくも悲惨な体験でした。)









こういう本を買っても、買って手元に置くだけで満足してしまいがちではありませんか?
なーんて。そんなことを偉そうに書く僕こそがそういうタイプなのですが。
よく目を通さねば、と思いました。

今回はこの本を、パラパラとではありましたがひととおり読んでいたので、毒の吸引にリムーバーが有効であるとか、口で毒を吸ってはいけないとか、蜂毒によるアナフィラキシーショックの怖さとか、そういうことを知識として事前に得ていたため、落ち着いて行動できました。



なお、この本のポイズンリムーバーについて説明したページの文章についてはちょっと直した方が良いかな、と今回の体験で感じましたので、出版元にその旨を書いたEメールを送っておきました。(大げさに思われるかもしれませんが、生死に関わるかもしれませんからね!)

リムーバーには扱い方の異なる二種類があるのです。
ひとつは注射器のようにピストンを引っ張ることで毒液を吸引する単純なタイプ
もうひとつは、あらかじめピストンを引っ張っておいたリムーバーの先端を患部に押し当てて、ピストンを患部側に押しこむことで(特殊な弁の働きにより)陰圧状態を作り出して毒液を吸引するもの
僕が今回使ったのは後者のタイプ。このタイプは陰圧状態にしたまましばらくそのまま数分間、リムーバーを押しあてたまま保持します。吸引している間の患部の様子は、例えれば鍼灸院でカッピングという療法をしている映像を思い出してもらえればイメージしやすいでしょうか。リムーバー内が陰圧になることで吸引が始まると蜂に刺された個所が赤みを帯びながらぷくりと膨らむのです。
陰圧で吸引ってどういうこと?って?
はい。
空気は気圧が高いところから低い方へ流れる性質を持っていますから、肌に押しあてたリムーバーの内部の気圧を低くすることで、蜂の毒針が刺された穴から毒液と毒液が混ざった体液を噴出させるのです。

前者のタイプの方が扱い方が分かりやすくとっさに使いやすいのですが、吸引力は後者に劣るとのこと。
後者のタイプは吸引力は強いが、吸引の仕組みをあらかじめ頭で理解していないと適切に使えない。
"毒を吸い出す"="ピストンを引っ張る"
前者はこのイメージで迷わず使えば良いのですが、後者はその逆の使い方をしなければなりません。
この本では後者のタイプの写真のところに前者のタイプの使い方が書かれていたので、その点を修正してはいかがでしょうか、と連絡しました。
もしもお手もとに以前購入されたポイズンリムーバーがある方は、そして未使用の場合は、使い方をよく確認をしてくださいね。



その後どうなったか?
僕は、その日はあえて水分をたくさんとりました。とくかく体外に毒素を出したかったからです。実際に尿としてどれぐらい排出できるのかはよくわからないのですが、しないよりした方が良いような気がしたからです。
刺されてから夜眠るまでは患部である二の腕にチリチリと激痛が走り続けましたが、翌日には痛みが引きました。
患部をリムーバーで吸ったり水でよく洗ったせいか、そして冷たい水に浸したタオルや熱さまシートなどでよく冷やしたせいか、腫れることもありませんでした。
三発刺された人については・・・僕よりも重傷なので病院行きをすすめましたが、蜂に詳しい知り合いに自ら電話した結果、直行することはしなかったようです。
その日はリムーバーと水洗いの処置をしたのち数時間横になって休んでから、車を運転して帰宅されました。
時間が経ってから腫れることもあるようなので、そしてなにせ三発も刺されたのですから発熱ぐらいしていてもおかしくありません。
書いていてだんだん心配になってきました。
その方は僕よりも年齢が20ほど上の大先輩(男性)です。とはいえお体は丈夫そうで持病も無く、毎日鮎釣りにあちこち飛び回っているとてもお元気な方なのですが。
今日はお仕事が休みでご自宅で安静にしていたはずなのであえて連絡をとっていませんが、その後の経過を確認してみたいと思います。
みなさんも蜂の巣にはどうか気をつけて!



















  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 00:40書店にて

2012年09月03日

コラボ?




Nordic Walking Movement 一押しの陶芸作家さんである三浦亜希子さん。

ひとつ前の記事にて、三浦さんが名古屋の松坂屋にてうつわ展を開催される旨、お知らせさせていただきましたが、とても大事なことを書き忘れたので再度ふれます。
三浦さんご本人も毎日、瑞浪の窯から栄の松坂屋までいらっしゃるそうです!
会場が混み合っていないタイミングを見計らって、ぜひ彼女とお話をしてきてくださいね。




彼女についてはこのブログで何度か書きました。
しかしまだ読まれていない方もたくさんいらっしゃると思いますのでここでそのおさらいを。

下の写真。
これは僕がこしらえたふろふき大根を三浦さんのお皿にのっけたところ。
縦に割いたオクラがやたらと目立ってしまっていますが・・・これとて立派な三浦さんと僕のコラボ作品です。
(コラボに違いありません!笑)
向かって右のサラダがちょこんとのっかっている丸皿も、三浦さんの作品です。







その丸皿にイカとじゃがいもと大根をのっけたらこんな感じに。







また別の日にはブリを。
(「自分が作った料理を見せたいだけじゃないか!」って?・・・はい、はい。半分は当たりっす。すみません。)










お皿以外の器もそろえたいね、と奥さんと話しているところ。
特にめしわん=ご飯のお茶碗 は新しいのが欲しいところなのです。









ちょうど一年ぐらい前。
地震と津波と原発事故から半年ほど経った秋晴れのある日。






奥さんと僕は、多治見市にあるセラミックパークMINOの屋上広場で開かれたクラフトフェアで、三浦さんと三浦さんの作品に出会いました。
このとき彼女とうちの奥さんが話をしたのはほんのわずかな時間だったのですが、とても温かいお人柄を感じました。
そしてもちろん、彼女の手がこしらえる作品そのもののシンプルな美しさに心打たれたのです。









彼女の作品を手にとることができる 「いただきます」を味わう 天然灰の器 めしわん展 にぜひ足をお運びください。
作品だけでなくご本人にも会えますよ。

また、今月16日(日)、17日(月)に岐阜駅 (アクティブGGIFU CITY TOWER43)で開催されるGIFUクラフトフェアにも作品を出展されるそう。
















  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 14:14

2012年09月03日

天然灰の器 めしわん展




わらの灰で作られた釉薬を用いた優しい風合いの小ぶりのめしわんは、大人の女性が手に持つのにふさわしそうです。



















めしわん展。



何と魅惑的な音の響き。
三浦亜希子さんはとても素晴らしい陶芸家ですが、言葉選びにおいても只者ではない、と思うのです。





「いただきます」を味わう。



頂戴した葉書にはこうも書かれていました。
一所懸命に絞り出したとは思えません。きっと何気なくぱっと思いついた言葉に違いないのです。









三浦亜希子さんの器を手にとることができる、「いただきます」を味わう 天然灰の器 めしわん展は、松坂屋名古屋店北館4階会場にて9月5日(水)~11日(火)まで ( 時間は10:00~19:30 )。
また現在は岐阜タカシマヤの8階において9月4日(火)まで開催されています (時間は10:00~19:00)。

Nordic Walking Movement 一押しの作家さんです。
ぜひ足をお運びください。





なんて・・・偉そうに書いてしまいましたが、他人のことよりもまずはわが家。
奥さんと各々のスケジュール帳を見せあいっこして予定調整せねば!



三浦さん、いつもご案内ありがとうございます。
葉書が届くのを楽しみにしていますよ。
以前お話したように、わがまちでもいつか器展をやっていただきたいと思っています。
どうか、いましばらくお待ちくださいませ。



















  


Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 00:05