駒山考#3
それは、僕がこまやまのこうを開催する、という噂をたまたま聞きつけた行政の方が関心を持たれ、僕に声をかけて下さったことがきっかけでした。
お会いして話をする中で、わくわく事業の制度を活用すれば、こまやまのこうを充実させたり、駒山に関する新たな取り組みを始めることができるかもしれない、ということに気づきました。
ただし。
残念ながらお会いして話ができたのは、こまやまのこうのほんの二週間ほど前のこと。
そしてわくわく事業の申請書提出の締め切りは、こまやまのこうの十日後だったのです。
このスケジュールでは、駒山に関することでわくわく事業にエントリーすることは不可能でした。
「せっかくのチャンスなのに残念だ、来年度にエントリーしてみようかな」
なんてことをぼんやり考えていたとき、僕の頭にひらめいたのが、かねてより手をつけたいと思っていたモラル・ハラスメント被害をなくすための取り組みでした。
(瓢箪から駒が出た瞬間、です。)
こんな山奥の田舎で税金を使ってそんなのやってどうするの?
と言われるのを承知の上で、僕は急遽エントリーすることに決めました。
そのことを行政の方々に相談すると、幸い快く受け入れてもらえました。
Nordic Walking Movement という団体名でモラル・ハラスメント被害をなくす事業を申請するのは妙だし、すぐに新たな団体は作れないのでこまやまのこうの運営団体である山里センチメンツ名義で取り組むことにしました。
今後は、わくわく事業制度にて補助を受けている10月20日の講演会とその後の学習会を終えたら、山里という地域にとらわれずに活動をするために、Anti-Moral Harassment Project として日本全国に展開していく予定です。
思わぬところ(こまやのこう)から始まった、というのはそういうことなのです。
*ちなみに、こまやまのこうが駒ならば、Nordic Walking Movement は瓢箪です。そもそもはNordic Walking Movement のコンセプトを実現するために、駒山に登ったからです。
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