田舎ウインカー
ウインナーではありません。
ウインカー。
みなさんは"田舎ウインカー"をご存知ですか?
車に乗っている田舎の人が方向指示器、いわゆるウインカーをだすときに何か特別なことをするという話ではありません。
都会から田舎に車を走らせてきたひとたちは、県道や広域農道などで前をのろのろと制限速度で走っていた車が左折のウインカーを出すと、つい、先を行け、という意味だと思って追い越しをかけがちです。
この車はこれから左折します、という本来の意味でだされることの方が圧倒的に多いのですけど。
(意味がわからない人、手を上げてー。)
つまり田舎の道では都会の人が想像もしないような場所に、脇に入る道が存在するということ。
田舎の人は、この車はこれからここで本当に左折するのですよ、ということを後ろの車にわかってもらうために、後ろの車が驚かないように一苦労しているのです。
たとえば、左折したい場所に差し掛かる前にスピードを上げて車間距離を空け、左折したい場所で急遽スピードを落とし、左折直前のギリギリのタイミングでウインカーを出すようにするとか、ね。
でもなかなかうまくゆきません。
結果として、都会からきた車の人は
「なんだ?なんだ?本当にここで曲がるのかよ、あーびっくりした。抜かせって意味だと思って横をすり抜けたら、左折するんだもの」
と文句をたれるのでした。
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