2012年03月12日
さんてんいちいち
仕事帰りに足助のまちへ。
急いだのですが、急な雨と風。夕方から天候が崩れたこともあって、僕が着いた頃にはたんころりんの提灯はやむなく仕舞われたあとでした。
中馬のおひなさんの最終日である3月11日は東日本大震災が発生した日であるため、特別にたんころりんの火を灯すとの話を聞き、迷わず駆けつけたのでした。
何事もなかったかのように静まり返ったまちでしばし途方にくれました。
この日奥さんは仕事の用事にて名古屋にいて不在。晩御飯はそれぞれということになっていたのを思い出し、さて、どうしようか、とまちのなかをゆっくり車で走っていたら、一軒のレストランが目に入りました。
地元を離れる前や、帰省したときなどに何度か訪れたことのあるお店です。
たまにはここで食べてみようか、そう思った僕は、愛車を停めました。
急いだのですが、急な雨と風。夕方から天候が崩れたこともあって、僕が着いた頃にはたんころりんの提灯はやむなく仕舞われたあとでした。
中馬のおひなさんの最終日である3月11日は東日本大震災が発生した日であるため、特別にたんころりんの火を灯すとの話を聞き、迷わず駆けつけたのでした。
何事もなかったかのように静まり返ったまちでしばし途方にくれました。
この日奥さんは仕事の用事にて名古屋にいて不在。晩御飯はそれぞれということになっていたのを思い出し、さて、どうしようか、とまちのなかをゆっくり車で走っていたら、一軒のレストランが目に入りました。
地元を離れる前や、帰省したときなどに何度か訪れたことのあるお店です。
たまにはここで食べてみようか、そう思った僕は、愛車を停めました。
(携帯電話のカメラで停めているところを撮影。外はもう薄暗かったので、こんな感じが限界でした。)
ハヤシライスをオーダーしたところでお店の扉が開き、吹きすさぶ風とともにどこかで見たことのある風貌の男性が入ってきました。
えーと、この人は・・・
ハヤシライスをオーダーしたところでお店の扉が開き、吹きすさぶ風とともにどこかで見たことのある風貌の男性が入ってきました。
えーと、この人は・・・
何と柄澤さんでした。
近くの席に座られたので僕が挨拶をすると、僕のことを思い出して下さり、やあやあ、気遇だ、何だか縁がありますね、とおっしゃってくださいました。
さっきまでおひなさんイヴェントの片づけをされていたそうで、もうおなかペコペコなんです、と柄澤さん。
片づけなどのためにあと四日ぐらいは足助に滞在するんですよ、ともおっしゃっていました。
初めてお会いしたときもそうでしたが、柄澤さんとの会話は、何かが違うのです。
何というか、ものすごく短い時間に濃い話がたくさんできるのです。
それはたぶん柄澤さんとだからできることだと思うのですけど・・・。
おひなさんのこと、
足助の人たちとの長年のつきあいのこと、
震災のこと、
その他諸々。
いずれも示唆に富むお話でしたし、僕からの話について実にすばらしいアドヴァイスをたくさんいただきました。
ちなみに柄澤さんがオーダーされたのはソースかつどん。僕もそれにすれば良かった、と思うほど美味しそうでした。
もちろんハヤシも美味しかったのですけど、何度も食べてるし・・・。人のものは良さげに見えるのです。笑
近くの席に座られたので僕が挨拶をすると、僕のことを思い出して下さり、やあやあ、気遇だ、何だか縁がありますね、とおっしゃってくださいました。
さっきまでおひなさんイヴェントの片づけをされていたそうで、もうおなかペコペコなんです、と柄澤さん。
片づけなどのためにあと四日ぐらいは足助に滞在するんですよ、ともおっしゃっていました。
初めてお会いしたときもそうでしたが、柄澤さんとの会話は、何かが違うのです。
何というか、ものすごく短い時間に濃い話がたくさんできるのです。
それはたぶん柄澤さんとだからできることだと思うのですけど・・・。
おひなさんのこと、
足助の人たちとの長年のつきあいのこと、
震災のこと、
その他諸々。
いずれも示唆に富むお話でしたし、僕からの話について実にすばらしいアドヴァイスをたくさんいただきました。
ちなみに柄澤さんがオーダーされたのはソースかつどん。僕もそれにすれば良かった、と思うほど美味しそうでした。
もちろんハヤシも美味しかったのですけど、何度も食べてるし・・・。人のものは良さげに見えるのです。笑
話は変わります。
柄澤さんと別れてから、家までの帰り道に車の中。
ラジオからは、さんてんいちいち、さんてんいちいち、さんてんいちいち、さんてんいちいち。
僕の昨年から抱いていた違和感はピークに達しました。
そして、気づきました。
これまで国内外で、ひにちで出来事を呼ぶのはテロやクーデターばかりだったじゃないかと。
その流れで考えれば、東日本大震災をさんてんいちいちと呼ぶのは不適切ではないのかと。
さんてんいちいちというキーワードを使うのなら、原発事故のことのみを指してそう呼ぶべきだと思います。
原発事故はたぶんテロやクーデターではありません。しかしあの事故は、これまでアレに関与してきた多くの権力者たち
の傲慢、怠慢、そして想像力の欠如などが招いた人災であるという側面を持つことは言うまでもなく、その点に着目して侮蔑の意味をこめてさんてんいちいちと名付けるのであれば、それはそれでぴったりではないか、と思うのです。
被災者の方々も、原発事故に限ってそう呼ぶのであれぱもしかしたら許してくれるかもしれません。
(さんてんいちいちと、ひとまとめ、ひとくくりにされることに悲しみ、怒っている方々はいらっしゃるのです。)
「数字で表せば風化しにくいからあえてそう呼ぶんだ。忘れられない方がいいじゃん。」
とか言う屁理屈を言う人もいるようですが、そういう感覚の人のそばに僕は近づきたくない。
顔も見たくない。
「そうしないと覚えられないのか?引き継げないのか?詭弁をぬかすな、このタコ」
って感じです。
冷や水を浴びせて説得力を得ようとする輩は大嫌い。
数日前、震災時の自衛隊の活動を取り上げた番組を放送すると知りチャンネルをあわせましたが、怪獣映画みたいなBGMがつけられていたので、見るのをやめました。
頑張った自衛隊員がかわいそう。
殺人事件のニュースでの演劇風ナレーションと悲壮感溢れるBGMをつけても平気なセンスの持ち主たちが作っているから仕方ないですね。宇宙から見れば、同じ地球の同じ地点にいるけれど、彼らは何周か遅れて走ってるのかも。
"周回遅れ"ってパッと見は、わかりませんよね。
そういうバカも一緒に乗っけて地球は一日かけて自転し、そして一年かけて太陽のまわりを回るのです。
バカを放りだすことも、僕らが逃げ出すことも、無理。
追いつかれないように先を走っても、周回遅れとはつきあっていくしかないのです。
柄澤さんと別れてから、家までの帰り道に車の中。
ラジオからは、さんてんいちいち、さんてんいちいち、さんてんいちいち、さんてんいちいち。
僕の昨年から抱いていた違和感はピークに達しました。
そして、気づきました。
これまで国内外で、ひにちで出来事を呼ぶのはテロやクーデターばかりだったじゃないかと。
その流れで考えれば、東日本大震災をさんてんいちいちと呼ぶのは不適切ではないのかと。
さんてんいちいちというキーワードを使うのなら、原発事故のことのみを指してそう呼ぶべきだと思います。
原発事故はたぶんテロやクーデターではありません。しかしあの事故は、これまでアレに関与してきた多くの権力者たち
の傲慢、怠慢、そして想像力の欠如などが招いた人災であるという側面を持つことは言うまでもなく、その点に着目して侮蔑の意味をこめてさんてんいちいちと名付けるのであれば、それはそれでぴったりではないか、と思うのです。
被災者の方々も、原発事故に限ってそう呼ぶのであれぱもしかしたら許してくれるかもしれません。
(さんてんいちいちと、ひとまとめ、ひとくくりにされることに悲しみ、怒っている方々はいらっしゃるのです。)
「数字で表せば風化しにくいからあえてそう呼ぶんだ。忘れられない方がいいじゃん。」
とか言う屁理屈を言う人もいるようですが、そういう感覚の人のそばに僕は近づきたくない。
顔も見たくない。
「そうしないと覚えられないのか?引き継げないのか?詭弁をぬかすな、このタコ」
って感じです。
冷や水を浴びせて説得力を得ようとする輩は大嫌い。
数日前、震災時の自衛隊の活動を取り上げた番組を放送すると知りチャンネルをあわせましたが、怪獣映画みたいなBGMがつけられていたので、見るのをやめました。
頑張った自衛隊員がかわいそう。
殺人事件のニュースでの演劇風ナレーションと悲壮感溢れるBGMをつけても平気なセンスの持ち主たちが作っているから仕方ないですね。宇宙から見れば、同じ地球の同じ地点にいるけれど、彼らは何周か遅れて走ってるのかも。
"周回遅れ"ってパッと見は、わかりませんよね。
そういうバカも一緒に乗っけて地球は一日かけて自転し、そして一年かけて太陽のまわりを回るのです。
バカを放りだすことも、僕らが逃げ出すことも、無理。
追いつかれないように先を走っても、周回遅れとはつきあっていくしかないのです。
Posted by Toyota Nordic Walking Movement
at 00:58
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