2012年09月20日

山頂にて





山頂にて。






以前の記事でお弁当を広げていたのはここです。
(山の名前と標高が書かれた小さな木の看板が置かれていました。看板には今年の二月中旬の日付が!置いてくださった方々は、とても寒い季節に登られたのですね!)






竹林で覆われていたせいで長らく光が入らず暗くうっそうとしていたという山頂は・・・






今ではかなり切り開かれ太陽の光が一面に射していました。
三年ぐらい前から有志のみなさんらで随分手を入れられてきたのだそうです。
(そのことをつい最近知ったのも、実は今回の森歩きに参加しようと思った理由のひとつでした。)







年に二回ほど山に登り、この山頂の竹を伐採されているとのこと。
もちろん切るだけではありません。切った竹をそのままそこに置いておくわけにはいきませんから。








よいしょ、よいしょと運んで、せっせ、せっせと並べて・・・切ったあとの後始末もかなりの重労働のはずです。
パソコンの画面越しではなく、実際に山頂に立って見てみて、作業に従事されたみなさまの頑張りに頭が下がるばかり。







講師の先生や過去にボランティアにて伐採活動に参加された方によれば、決して竹や竹林が悪いわけではなくて、あくまでもこの山の場合は、山頂の植生を整えるために竹にどうしても犠牲になってもらわざるを得ないとのことでした。







様々なことを考えてみた結果、このブログに今回訪ねた森がある山の名前を記すことはやめました。
(とはいえ、上に山の名前が書かれた看板の画像を掲載したので、山の名前を含めたいくつかのキーワードでインターネット検索すれば、みなさんはこの山に関する多くの情報を得ることができるわけですが。)








山のふもとにほど近いところに実家があるというだけで、そしてたった一度、伐採後の山に登ったというだけで、多くを書けるものではありません。
僕がいますべきことは、この山と森について薄っぺらいことをペラペラしゃべったりスラスラ書いたりすることではなくて、まずは愚直に足を運ぶことなのだな、と今回の体験を通じて思いました。








ただし。
人知れず地道に、終わりがないかと思われるようなハードワークを山中で一所懸命して下さっている方々が、それも無償で汗をかいてくださっている方々がたくさんいらっしゃるということは、ここにしっかり書いておかなければいけないと思います。
山が寂れ、お寺が朽ちていることを記したいくつかのインターネット上の文章の中で、ふざけた人たちを山に呼び込んでしまいかねない配慮が不足した迂闊な記事を見かけました。
木々や草花を痛めつけ、ゴミを捨て、そしてさらなる倒壊の危険があるお寺の中に肝試しのつもりで立ち入る人々。
そういう人たちを誘いかねない記事。
問題ある文言の削除や訂正をぜひしていただきたいものです。

それともうひとつ。
父母に聞いた話ですが、今は亡き僕の祖母がまだ元気だった頃は祖父母らを含めたふもとの集落の人々がこの山に定期的に登って、山門やお寺の掃除や手入れなどをしたり、花をたむけたりお供えをしていたそうです。
そういう時代が確かにあったということも、ここに書いておかねばなりません。

山の恩恵を受けて暮していた人々が確かにいた。
人々は感謝の気持ちを持って頻繁に山に登り森を歩いていた。
山歩きをする人ならば、そういう光景に思いを馳せずして、寂れた、朽ちた、果てた、などと簡単に言い捨てるのは良くないなと思うのです。








この山のふともの集落はダム建設の影響によって一気に過疎化が進み、その後日本各地の山あいの集落がたどるのと同じような経緯で高齢化がどんどん進みました。
山の手入れがなされなかったのも、お寺が崩れてしまったのも、上に書いたこととは無縁ではないと思われますが、その理由のすべてを紐解くのは今となっては容易なことではありません。
日本のあちこちで、お寺や神社の立て直しが大変困難な状況になっているようです。
この山のように、既に人がいないお寺はもちろんのこと、人がいるお寺でも苦しいのですから。
それに未来に向かってその状況はますます悪化するに違いなく、なす術もなく朽ちていくケースを我々は目の当たりにするばかりでしょう。








今後は、山の手入れのお手伝いをしつつ、お寺についても地道にコツコツと、自身に出来る限りのことをしたいと思っています。
(まずは11月に行われるという本年二回目の竹伐採作業に運搬・清掃要員として参加します!参加予定のみなさま、どうぞよろしくお願い申し上げます!)






































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Posted by Toyota Nordic Walking Movement  at 12:11 │森にて